眼科 小林 健太郎
緑内障のセルフチェック
・パソコンなどできるだけ大きな画面を推奨します。
※(スマートフォン、タブレットの場合は画面を横にしてください)
・チェックは片目ずつ行います。
①盲点を見つけます
右(左)目で中心の☆を見ながら画面との距離を少し前後してください(目安距離:20~30cm)
右目は"R"の緑の○、左目は"L"に緑の○が消えます。
②中心の☆を見たままで、盲点以外の周りの○が見えるかチェックしてください。
盲点医がの○が見ずらい場合は、一度、眼科専門医の受診をお勧めします。
またセルフチェクで以上がなくても、気になることがあれば眼科専門医に相談してください。
眼科 小林 健太郎
視力検査と眼鏡度数について
視力検査の後に、「私の眼鏡度数はなんですか?」と聞かれることがあります。
しかし、眼鏡の度数は、お答えすることが難しいです。そもそも視力検査とは、見る能力がどこまであるのか?を調べる検査になります。
眼鏡度数は、通常の視力検査ではなく、患者さんの日常生活上、どの場面と距離で使用するかで決定します。眼鏡の処方箋をご希望の場合は、来院時にお伝えください。
眼科 小林 健太郎
目薬の使用方法について
花粉症、術後の方で、目薬を使用すると思います。意外と正しく点眼できていない方も多いのではないでしょうか。今回は、適切な目薬の使用方法について紹介します。
先ずは、
①手を石鹸で洗い清潔にしましょう。
②次に、まぶたを軽く下にひいて点眼します。うまくできないときは、げんこつをつくり、下まぶたにあて軽く下にひきます。げんこつに目薬を乗せて点眼します。
点眼の際、容器の先がまぶたや、まつ毛に触れないようにしましょう。
眼科 小林 健太郎
視野とは?
正常な人では、片眼につき上方に60度、下方に70度、鼻側に60度、耳側に100度という広い視野を持っています。
視野検査は、まっすぐ前方1点を見ている時に、どの位の範囲が見えているかを調べる検査です。通常、両眼で物を見ているので、片方の眼を隠さないと自分の眼の視野に異常があるかどうか分かりません。そのため、片眼ずつ検査をする必要があります。
眼科 小林 健太郎
赤目
一口に「赤目」といっても、実は種類があります。目の表面には細かい血管が張り巡らされており、その血管の状態により病名が変わります。
よく耳にする「充血」は、白目の表面の血管が太くなってしまうことで白目が赤く見える状態を指します。一方で白目を覆う粘膜の下で血管が破れ、出血により白目がべったり赤く染まることもあります。これを「結膜下出血」と言います。
いずれの場合でもかゆみや痛みを伴うとき、見え方が普段と異なるときは早めの眼科受診をおすすめします。
眼科 小林 健太郎
白内障とは
白内障とは、水晶体のたんぱく質が変性して白く濁る病気です。
白内障の症状としては、『ぼやける』、『かすむ』、『まぶしい』、『ダブって見える』、『視力低下』等が起きます。
白内障の治療法
初期であれば、進行予防に点眼を処方します。改善は期待できません。
治療はあくまで白内障手術となります。
手術を受けるタイミング
見え方に困ったときです。手元が見えない。信号機がみえない。運転に差し支える。パソコンの文字がみえない。新聞の文字がみえない。テレビの文字がみえない。打ったゴルフボールがみえない。対向車の光が眩しい。 ・・・・・・ これらが我慢できなくなった時期です。
眼科 小林 健太郎
緑内障の人は風邪薬が飲めないの?
緑内障は閉塞隅角と開放隅角に分けられています。隅角とは角膜と虹彩で囲まれた区画(前房)で角膜の付け根の眼内の組織液が排出される場所です。
ここが狭いと閉塞隅角といい、瞳を広げる効果のあるお薬(感冒薬の抗ヒスタミン薬等)で緑内障発作を誘発する恐れがあります。
角膜と水晶体の距離が1.7mm以下になると発作の危険性が増します。
発作を起こすと突然見えなくなり、頭痛、吐き気を生じます。発作の状態が続くと失明に至ります。閉塞隅角症は手術で発作を予防できるので早期発見、早期治療が重要です。