ドクターコラム 糖尿病教室のお知らせ

総合診療科

2021年5月7日掲載

今日、日本の成人の約6人に1人が糖尿病またはその予備軍であるといわれています。糖尿病は合併症が進むまでなかなか症状が出ないため、健康診断などで血糖値が高いと言われてもそのままにしておいたり、治療を勝手にやめたりしてしまったりしている方も少なくありません。ですが、適切に治療が行われないと徐々に悪くなっていき、多くの合併症が現れてしまう怖い病気です。一方で、早くからしっかりと治療を続けていれば、健康な人と変わることなく生活して天寿を全うできます。

我々医療スタッフも患者さんの糖尿病を良くするためにベストを尽くしますが、例えば患者さんが1月に1回、20分の診察を受けるとしてもこの時間は人生の1%にも満たないものです。残りの99%以上の時間はご自身の糖尿病を管理しなければなりません。この時間をより良いものにするためには、患者さんご自身が糖尿病についての知識をしっかりと付け、創意工夫を凝らしながらこの病気と付き合っていく姿勢を身に付けることが不可欠であると考えています。普段の診療ではなかなかこのような時間を作ることは難しいため、当クリニックでは専門医による糖尿病教室を開催させていただきます。糖尿病と診断されたものの知識に不安のある患者様、健康診断で血糖値について指摘されて不安に感じられている方、患者様のご家族様など、どなたの参加も歓迎いたします。

詳しい日程はホームページでご確認ください。