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脳神経外科 Neurosurgery 医師紹介はこちら

診察のご案内

脳腫瘍、脳血管障害、脊椎脊髄疾患、顔面けいれん・三叉神経痛、てんかん、パーキンソン病などの神経疾患に対する外科治療から内科的治療・予防に対して羅針盤を示します。

代表的な疾患・症状

  • 脳腫瘍は100種類以上あります。良性のものから悪性のものまであります。 良性のものは手術による摘出が中心になります。その代表は髄膜腫、聴神経腫瘍、下垂体腺腫です。良性であるため、摘出によって症状を悪化させることをできる限り避けることが必要です。
    また、偶然に発見されることも多くあるため、その治療は慎重にしなければなりません。手術治療だけでなく、経過観察することが勧められることもあります。腫瘍の自然歴を考慮し、患者様の年齢や生活にあわせた治療を示します。

    悪性脳腫瘍の代表は神経膠腫です。正常脳に根を張るように浸潤発育します。腫瘍の悪性度・グレードが4段階に分けられており、4段階・グレード4は最も悪性で膠芽腫といわれます。
    いずれの悪性度でも症状を悪化させないようにできる限り手術で腫瘍摘出します。その悪性度に応じて手術後に放射線治療や抗がん剤治療が行われます。最も悪性である膠芽腫では残念ながら再発は免れ得なく、再発時には標準治療がなく、種々の治験が行われています。治験の紹介や再発時の腫瘍との向かい方を共に考え、提示します。

  • 未破裂脳動脈瘤の治療、脳動脈瘤クリッピング術や脳動脈瘤塞栓術の実際やリスクについてわかりやすく説明します。
    また、治療すべきか経過観察するべきかなどの羅針盤を示します。脳動静脈奇形、海綿状血管腫などの血管奇形の自然歴と治療とそのリスクにも同様に羅針盤を示します。

  • 脊椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症などあらゆる脊椎疾患に対して、数多くある外科的手術手技から患者様に最も適した方法を提示します。

    代表的な疾患・症状

    • 頸椎症性脊髄・神経根症
    • 頸椎・胸椎・腰椎椎間板ヘルニア
    • 腰部脊柱管狭窄症
    • 腰椎変性・分離すべり症などの脊椎変性疾患
    • 骨粗鬆症あるいは転移性脊椎腫瘍による脊椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術
    • 脊髄髄内腫瘍
    • 硬膜内髄外腫瘍
    • 硬膜外腫瘍などの腫瘍性疾患
    • キアリ奇形
    • 脊髄空洞症
    • 腰仙部脂肪腫
    • 頭蓋底陥入症などの先天性奇形
    • 手根管・肘部管症候群などの末梢神経疾患
    • 環軸椎亜脱臼・軸椎骨折などの外傷性脊椎骨折
    • 脊椎炎
    • 椎間板炎などの炎症性疾患
    • 脊髄硬膜動静脈瘻などの脊髄血管障害 など
    • 頸椎人工椎間板置換術
  • 手術の方法やリスクを懇切丁寧に説明します。顔面けいれんではボトックス治療との比較や長期予後についても説明します。三叉神経痛では内科的治療が初期治療となりますが、内科的治療の限界と手術について説明します。

    堀智勝医師の外来では

    1. 神経血管減圧術
    2. ボトックス施注(顔面けいれん)
    3. 高周波電気治療(三叉神経痛)

    いずれの治療も対応可能です。

    1. 外科的切除術
    2. 迷走神経刺激治療
    3. 超音波集束装置

    いずれの治療も対応可能です。

    1. 薬物治療
    2. 迷走神経刺激治療
    3. 超音波集束装置によるPTT治療(淡蒼球~視床~トラクトの治療)は、固縮、ふるえ、運動低下、いずれにも有効性が認められます。
    1. ボトックス治療
    2. 神経縮小術
    3. 後根切除術
    4. バクレフェンポンプ埋め込み術

    いずれにも対応可能です。

    1. もの忘れ外来による認知障害のチェック及び、早めのサプリメントを用いた投薬治療
    2. 治療可能な認知症の診断・治療(慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、薬剤・ホルモン低下による認知障害)
    3. 集束超音波による一時的血液脳関門の開放と薬剤投与

    認知症・もの忘れ外来 受診のお勧め

    2019年3月23日期待された抗認知症薬は治験の中止が決定され、これでアミロイドを標的とした治験は全て失敗に終わりました。一方軽度認知障害(物忘れ)を含めると認知症患者は1千万人時代が到来しております。認知障害が起きますと患者さんだけでなく、介護する家族の生活は一変してしまいます。認知障害が発症する約20年前にすでに脳には障害が発生しており、75歳で認知症が発症すると仮定すると55歳を越えた段階で何らかの手を打たないと20年後には認知症が生活を脅かすことになります。

    また認知症になりやすい遺伝子型Apo E4が知られており、Apo E4を持っていない人に比べてE4/E4の方は認知症に20年早くなり、E4/E3or2の方は10年早く発症するようです。したがって55歳を過ぎたら、この遺伝子型を調べてE4を持つ場合は特に早めの対策を立てる必要があります。

    早めの対策として効果が報告されているのは米国のブレデセン教授のRecode(Reversal of Cognitive Decline):リコード法があります。 記憶障害などで困っている方は糖尿病を含めたメタボリック症候、潜んでいる慢性炎症、水銀、重金属(マグロなどに多い可能性があります)などの毒素過剰、ビタミンB6、9(葉酸)、B12、D、Eやホルモン不足、栄養不足など36項目の検査をしてその異常を治すことによって、認知機能が回復し、職業を継続し定年まで勤務可能となり、定年後は生活をエンジョイする方法です。

    当院ではその他にもの忘れの発症と相前後して脳波に異常波(棘波)が出現する患者さんが少なくとももの忘れ患者さんの60%程度に認められ、少量の抗てんかん薬でこの異常波治療も始めております。

    また、当院などでもの忘れの患者さんにサプリメントであるフェルガード100Mの治験をしたところ、偽薬より実薬で有意に記憶が良くなり近く論文に発表する予定です。

    また睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの呼吸異常、睡眠異常の患者さんでは終夜睡眠を記録して無呼吸、低呼吸の数値を算出し、その治療をすることにより良質の睡眠が得られ、認知症への進行を抑制することが可能で、私が院長を務めている森山脳神経センター病院で木曜日に1泊2日の検査入院による分析が可能です。
    また、同病院にて保険診療で高次機能検査(記憶など)を継時的に行ない、治療の有効性を確認しています。

    さらに、関連病院の新百合ヶ丘総合病院にて脳血流検査(SPECT)を脳外科外来で行うと、アルツハイマー、レビー小体型、前頭側頭葉型、血管性認知症、進行性核上性麻痺などの認知症タイプも診断可能で、パーキンソン病ではドーパミントランスポーターの異常も診断可能です。また、MRIで治療可能な認知症である慢性硬膜下血種、正常圧水頭症、脳腫瘍なども脳外科医の強みですぐ見つかり、手術治療も行っております。

    我々の【認知症・もの忘れ外来】では保険診療可能な範囲だけでの診療を希望される方、遺伝子検査などの保険外検査を最低限希望される方、当院で可能な全ての検査を行いその結果で判った異常を是正する事を希望される方の3群に分けて費用を設定しておりますので、認知症が気になる方は申し込みの段階でどの検査を希望されるかをお決めください。

    【認知症・もの忘れ外来】で早く異常を見つけて早く治療することが認知症を防ぐ良い方法です。皆さん気軽にいらしてください。

    東京クリニック 脳神経外科 堀智勝

    • 東京クリニック顧問、Medi-Compass 理事
    • 森山脳神経センター病院院長、新百合丘総合病院客員名誉院長
    • 脳神経外科専門医、脳卒中専門医、てんかん専門医、指導医
    • 認知症学会評議員、認知症専門医、指導医、認知症サポート医、産業医

    参考書
    アルツハイマー病 真実と終焉 認知症1150万人時代の革命的治療プログラム
    デール ブレデセン著、白澤卓二監修、山口 茜訳、ソシム

    当院での可能な検査一覧

    必須検査 目標値
    Apo E2、3、4  
    高感度CRP <0.9
    ホモシステイン <7
    ビタミン B6、B12、葉酸(B9) B6:30-50、B12:500-1500、葉酸:10-25
    ビタミン C、E、D C:1.3-2.5、D:50-80、E:12-20
    オメガ6/オメガ3比 0.5-3.0
    A/G比(アルブミン/グロブリン) >=1.8(A/G)、>4.5 (アルブミン)
    空腹時 インスリン <=4.5
    空腹時 血糖 70-90
    空腹時 A1C <5.6
    BMI 18-25
    コレステロール >150
    HDL <50
    TG <60
    グルタチオン 5.0-5.5
    エストラジオール(E2) 50-250
    プロゲステロン(p) 1-20
    プレグネノロン 50-100
    コルチゾール 10-18
    DHEA sulfate 350-430女性、400-500男性
    テストステロン、遊離テストステロン 500-1000、遊離6.6-15
    遊離T3(freeT3) 3.2-4.2
    遊離T4(freeT4) 1.3-1.8
    TSH <2.0
    水銀 <5
    <2
    ヒ素 <7
    カドミウム <2.5
    銅/亜鉛比 0.8-1.2
    90-110
    亜鉛 90-110
    HDL <50
    TG <60
その他
  • 診断と治療方針に関するセカンドオピニオンにも対応します。
  • 外科治療が必要な場合は、適切な医療機関(病院)を紹介させて頂きます。
  • 高次脳機能障害(記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害など)の神経心理学的診断、精神障害者福祉手帳の申請、障害年金の申請などにも対応致します。

診察日時

時期や月ごとに、医師の診察日に変動がございます。受診をご検討の際は、診療担当医表(毎月更新)をあわせてご確認ください。

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