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診療科紹介

陽子線治療外来 Proton therapy 医師紹介はこちら

担当・専門医:
村上 昌雄高山 香名子

診察のご案内

従来の放射線治療は、照射によってがん細胞のみならず正常な細胞へも影響が及んでいました。しかし陽子線治療においては、陽子線の持つブラッグピークという物理学的特長を利用して、がんに集中した照射が可能になっていることが大きな利点です。
南東北がん陽子線治療センターは、グループの中核である南東北病院と一体となっており、化学療法をはじめとする他の治療法も併用することで、適応患者様の拡大と治癒率向上を目指した陽子線治療を行っています。

代表的な疾患・症状

    • 頭頸部腫瘍
      例)扁平上皮がん以外の腫瘍、例えば悪性黒色腫、腺がん、腺様のう胞がん など
    • 骨軟部腫瘍
      例)骨肉腫、軟骨肉腫、脊索腫、脂肪肉腫 など
    • 前立腺がん
    • 小児腫瘍
    • 脳腫瘍
    • 頭頸部腫瘍(扁平上皮がん)
    • 肺がん
    • 縦隔腫瘍
    • 食道がん
    • 肝がん
    • 胆管がん
    • 膵がん
    • 腎がん
    • 膀胱がん
    • 各種がんの肺転移
    • 各種がんの肝転移
    • 各種がんのリンパ節転移
  • 保険診療が可能な疾患、先進医療が可能な疾患以外の疾患で、陽子線治療が臨床的に有益な結果をもたらすと予想される場合(日本人の場合)。
    あるいは外国人の場合。

    1. 頭頸部腫瘍(舌がん、上顎がん、咽頭がん、頸部リンパ節転移など)に対する
      動注療法、IMRT(強度変調放射線治療)、陽子線治療の集学的治療
    2. Ⅲ期肺がん(局所進行肺がん)に対する化学陽子線療法
    3. 間質性肺炎や閉そく性肺疾患など低肺機能を合併する肺がんに対する陽子線治療
    4. 食道がんに対する化学陽子線治療
    5. 肝がん、胆管がんに対する陽子線治療
    6. 切除不能膵がんに対する化学陽子線治療
    7. 膀胱がんに対する陽子線治療
    8. 放射線治療後の再発例に対する陽子線治療(放射線治療再照射)
    9. 消化管に近接する腹部臓器がんに対する、
      異物を利用しないスペーサー手術後の陽子線治療
その他
  • 来院前のご注意事項
    東京クリニックのセカンドオピニオンを受診希望すると主治医にお伝えいただき、紹介状を用意してもらってください。
    紹介状が手に入らない場合でも受診は可能ですが、あらためて検査が必要になる場合もあります。
  • 東京クリニックでの診察
    陽子線治療の適応になるかどうかの判断をいたします。可能と判断された場合、治療開始の日程等の予約をいたします。
  • 外来通院治療と入院治療
    陽子線治療は多くの場合、外来通院治療が可能ですが、病気の種類により抗がん剤投与など他の治療法が必要な場合もあります。その場合、入院して陽子線治療を行います。
    遠方の患者様で外来通院治療を希望される場合は、病院に隣接する付属宿泊施設にご宿泊の上、通院することも可能です。
  • 治療期間と治療に要する時間
    陽子線治療は基本的に平日のみ週5回で照射し、病気の種類によりますが、治療回数は8回(1週間と3日)から40回(8週間)かかります。
    正確な照射(1mm以内の誤差)で治療を行うため、治療室に入ってから照射開始するまでに、体を固定し位置を合わせる作業に10分程度要します。
    照射している時間は1~2分であることが多いですが、呼吸性移動のある腫瘍(肺がんや肝臓がん)では呼吸同期照射を行うため、5~10分程度かかる場合があります。したがって、通常は照射室に入ってから治療が終了し、退室するまで15分程度かかります。
  • 治療終了後の経過観察
    陽子線治療終了後は定期的に受診して頂きます。郡山の南東北がん陽子線治療センター、東京クリニック、新百合ヶ丘総合病院の粒子線治療外来のいずれでも可能です。

診察日時

時期や月ごとに、医師の診察日に変動がございます。受診をご検討の際は、診療担当医表(毎月更新)をあわせてご確認ください。

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AM 高山 香名子
(第1)
PM 村上 昌雄
(第2・4)