小児科

Surgery

診察のご案内

当クリニックの小児科では、小児科全般の医療をはじめ、それぞれの専門外来にて、頭痛、心疾患、遺伝子病、先天代謝疾患の診療を専門医にて行っています。

遺伝子病全般の遺伝相談、カウンセリング、小児内分泌・代謝の診断・治療、そして、ライソゾーム病などの各種遺伝病の診断・治療、特に酵素補充療法など難病疾患の診療を行っております。

また、小児・思春期頭痛外来を設け、幼児から高校3年までの小児の頭痛の診断と治療を行っています。

主な診療内容

小児科全般

担当・専門医: 衛藤 義勝藤田 光江

先天性心疾患

担当・専門医:中澤 誠

小児期発症および先天性心疾患の患者様の診療を行っております。

小児内分泌・代謝外来

担当・専門医:衛藤 義勝

お子様の低身長、早熟症、性腺の発達の異常、甲状腺の病気、子供の糖尿病、肥満などの小児内分泌疾患並びにてんかん、知能障害、神経障害、骨障害、発育・発達障害をきたす代謝病(アミノ酸、脂質、糖質など)の診断・治療に関する外来を開設しました。

代表的な症状

このような症状がありましたら内分泌・代謝外来においでください。

  1. 身長が低い
  2. 生理が来ない。性の発達が遅い
  3. 生理が早くきた。性早熟である
  4. 知能が遅れている
  5. 肥満である
  6. 最近急に痩せた
  7. てんかん発作
  8. 顔つきが他と違う
  9. 発達が遅い
  10. その他

遺伝病診断・治療外来

担当・専門医:衛藤 義勝

最近のDNA医学の進歩により遺伝病の診断・治療が可能となる疾患も増えて参りました。 約15,000種近くのヒトの遺伝病の内半数以上の遺伝子異常が解明されております。 また最近では今まで不治の病であった遺伝病が治療可能となった疾患も増えて参りました。 当外来では、ライソゾーム病を含む様々な遺伝病の診断への相談・並びに薬物治療・骨髄移植などの細胞治療、最近の画期的な治療法である酵素補充療法、遺伝子治療などの相談・治療診察をいたします。

主な治療法
  1. 薬物治療
    フェニールケトン尿症、楓糖尿症などのアミノ酸代謝異常、ウィルソン病、核酸代謝異常、糖原病など
  2. 骨髄移植法の治療相談
    免疫不全病、リピドーシス、ロイコヂストロフィー、ムコ多糖症 ほか
  3. ライソゾーム病酵素補充療法
    ゴーシェ病、ファブリ病、ポンペ病、ハーラー症候群、ハンター症候群、マロトーラミー症候群などの酵素補充療法を行っております。画期的治療効果があります。各種遺伝病の細胞治療・遺伝子治療の可能性のご相談もいたしております。

遺伝子診療外来

担当・専門医:衛藤 義勝

最近はDNA医学、分子遺伝学が大変進歩し、多くの先天性ならびに後天性疾患が遺伝子レベルで診断できるようになりました。
この様な新しい医学の進歩により未然に肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症などの先天性代謝異常症を診断することが可能となり、将来の病気の発症を予防できる時代になりました。

また、がんや遺伝病も遺伝子で診断出来る病気も増えて参りました。薬の効果も各人の遺伝子を調べることによりオーダーメード医療が始まりました。遺伝子診断で種々の病気の診断、発症前診断、保因者診断、出生前診断が可能となりました。

しかし遺伝子診断が普及すると新たな問題も出てきております。将来を予測できることから就職、結婚などの社会的差別も問題になります。遺伝子診療外来はこのような様々問題に対応するために開設されました。お気軽にご利用ください。

対象疾患
  1. 先天性代謝異常症(発達障害、知能障害など)、ライソゾーム病
  2. 染色体異常症(ターナー 症候群、ダウン症など)
  3. 先天奇形症候群
  4. 神経筋疾患(ハンチントン病、ミトコンドリア病など)
  5. 低身長など遺伝に関係すること
相談コーナー
  1. お腹の赤ちゃんの心配
  2. 遺伝病を家族に持つ心配
  3. 結婚での心配
  4. お子様の心配
  5. 先天性代謝異常症、家族性癌などの体質、遺伝子診断相談
  6. その他

小児・思春期頭痛外来

担当・専門医:藤田 光江

対象疾患
  1. 片頭痛
    前頭側頭部の強い発作性頭痛で、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。また動くと痛みが増し、光過敏・音過敏がある場合は、暗い静かな部屋での休息を好みます。 両親のどちらかが頭痛持ちのことが多く、頭痛の発症時間帯、曜日はまちまちです。子どもの片頭痛には、睡眠不足、眩しい光、特定の食物などの誘因を避ける非薬物治療が大切ですが、強い片頭痛発作には鎮痛薬(イブプロフェン、アセトアミノフェン)やトリプタンも有効です。 また生活支障度が高い場合は予防薬も考慮されます。
  2. 緊張型頭痛
    緊張型頭痛は軽度〜中等度の頭痛で、片頭痛に比べ生活支障度は低く、生活を見直すなどの非薬物治療が有効です。 しかし慢性緊張型頭痛は、特に学校のある平日の朝に強く、治療薬が効きにくい頭痛です。
  3. 慢性連日性頭痛
    月に15日以上、3ヶ月以上続く慢性連日性頭痛は子供にもあって、頭痛の治療薬は効きにくく、学校欠席にも繋がる頭痛です。思春期という年齢、自分を出すのが苦手なお子様の性格、学校・家庭環境などと関係し、心身医学的対応が必要になります。

その他

  1. 可能な範囲で、画像検査、血液・尿検査などの結果、使用薬の履歴(薬手帳など)を持参してください。
  2. 小児・思春期頭痛外来の初診は1人30分くらいです。再診は頭痛の種類によって違い、慢性連日性頭痛はなるべく時間をとって、保護者と子どもを別々に面接しています。

診察日時

時期や月ごとに、医師の診察日に変動がございます。受診をご検討の際は、診療担当医表(毎月更新)をあわせてご確認ください。

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