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眼科診療のご案内

2024.04.03

東京クリニック眼科は、【すべては患者さんのために】の理念のもと、日本各地からご来院される患者さまの最善の個別化医療を行います。

この度、東京クリニックでは、帝京大学と、福島県郡山市の南東北眼科クリニックと連携し、4月1日から、新たに眼科をオープンすることとなりました。

東京クリニックの特徴

東京クリニックは、南東北グループの東京の拠点クリニックで、中野の総合東京病院と連携して、交通至便がいい東京駅という立地に世界、日本各地からの患者様を受け入れられる施設として、運営しています。

眼科単科では難しい、特に、全身疾患を持った患者さんの診療の診断、特に、神経疾患合併の治療をグループ内の病院と連携して行います。

・眼窩腫瘍→当グループの得意分野の脳外科と連携して、郡山の総合南東北病院にある陽子線治療、BNCT、放射線治療、外科的治療を行います。

視神経炎→総合南東北病院多発性硬化症、視神経脊髄炎センター藤原一男先生と連携して、抗体検査を行います。難治性視神経炎には、神経内科と連携して、最先端の抗体注射による治療を行っております。

脳腫瘍、脳梗塞→脳に障害があると、視野障害を起こすことがありますので、脳外科の受診とともに、眼科も定期的な経過観察が必要です。

麻痺性斜視→脳疾患後の麻痺性斜視に対し、プリズムメガネや遮蔽メガネ、斜視手術を行います。

原因不明なぶどう膜炎→脳疾患後の麻痺性斜視に対し、プリズムメガネや遮蔽メガネ、斜視手術を行います。

当院で日帰り手術可能な疾患

・白内障

霰粒腫

翼状片

加齢性黄斑変性症、網膜中心静脈閉塞症、糖尿病網膜症のレーザー治療、硝子体注射

・眼瞼下垂→瞳孔領にかかると、保険適応で手術が可能なこともありますので、ご相談ください。

眼瞼下垂

・緑内障の方は、白内障と同時に緑内障手術を併用すると、緑内障点眼の数を減らすことができる可能性があります

・低侵襲緑内障手術MIGS(minimally/micro invasive gulaucoma surgery)

カフークデュアルブレードによる線維柱帯切開術

角膜の小さな孔からカフークデュアルブレードを挿入して線維柱帯を切開することで、手術の所要時間も5~10分程度で済みます。非常に小さい器具ですので、目的の線維柱帯のみを切開することができ、結膜など周辺を傷付けずに手術が可能です。
白内障手術と同時に行われることが多いのですが、単独で行うことも可能です。白内障手術と同時に行うことで水晶体を傷付けてしまうことがなくなるため、より低リスクでの手術が可能です。
線維柱帯を切除しますので、術後には必ず出血し、出血によって目のかすみが生じることもありますが、ほとんどは数日で改善に向かいます。

iStent(アイステント)

医療用のチタンでできた、長さ1mm、100万分の1グラムというとても小さい筒状のインプラントがiStentです。このiStentを線維柱帯に挿入して埋め込み、房水の排出をスムーズにするMIGS低侵襲緑内障手術を行っています。
自然な房水排出をサポートする手術であり、切開の必要もなく安全性の高い手術です。

iStentのような非常に小さいものを決められた位置に埋め込む手術は高度でデリケートな技術が必要であり、専用の特殊な器具を使いこなすことで可能になります。
iStentを用いた手術は白内障手術と同時に行われ、切開創から専用の器具を挿入して線維柱帯にiStentを埋め込みます。白内障手術のためにつくった切開創から行いますので、新たに切開を行う必要はありません。

白内障手術と同時に行うことで、体への負担を最小限に抑えて視機能改善と眼圧を下げる効果2つが期待できます。また、眼圧が下がることで術後は緑内障治療の点眼薬の減薬や休薬につながる可能性があることから、点眼によるアレルギーや眼瞼炎などの合併症を起こしやすい方にも適した手術です。

・プリザーフローマイクロシャント手術(最新の手術で、短時間で従来の手術より合併症が少なく手術ができます)

・選択的レーザー線維柱帯形成術→手術療法よりは効果は低いですが、ステロイド緑内障や、偽落屑症候群による緑内障には効果が高いです。外来で、痛みもなく、手軽にできるので、初期緑内障にはおすすめです。