眼内レンズの種類|白内障

Intraocular Lens

保険診療の眼内レンズ

クラレオン(Clareon Alcon社)、vivinex(HOYA社)、アバンシィプリロード1P(興和社)

  1. 一般的な単焦点レンズは1箇所にピントをあわせるので鮮明に見える
  2. ピントは「遠方」か「手元」のどちらかに合わせる
  3. 選んだピントの距離以外を見るときには眼鏡が必要

テクニス アイハンス(TECNIS EYHANCE AMO社)

  1. レンズの中心部分約2mmに+0.50Dのなだらかな加入部分を有しており、中間距離が従来の単焦点レンズよりも見やすくなるように設計されている
  2. 見え方は単焦点レンズには劣る
  3. 手元は眼鏡が必要なことが多い

レンティスコンフォート(LENTIS Comfort 参天社)

  1. 低加入度数(+1.5D)分節眼内レンズ
  2. 遠方と中間距離(70cmくらい)が見えやすい
  3. 手元は眼鏡が必要なことが多い
  4. ハロー・グレア(光の周りに輪が見えたり、光がにじんで見える)が少ない
  5. 保険適応のため、患者費用負担が少ない

選定療養の眼内レンズ

クラレオン ビビティー(Clareon ViVity Alcon社)

  1. 選定療養の扱いのため、別途眼内レンズ代金が必要となる
  2. 「波面制御型焦点深度拡張レンズ」という新しい多焦点眼内レンズのタイプとなり、遠方から中間距離まで連続的にピントが合う
  3. 手元は眼鏡が必要になる可能性がある
  4. ハロー・グレアを最小限に抑えることができる

クラレオン パンオプティクス(Clareon PanOptix Alcon社)

  1. 選定療養の扱いのため、別途眼内レンズ代金が必要となる
  2. 遠方、中間(60cm)、近方(30cm)の3つにピントがあう
  3. 単焦点レンズよりもコントラスト感度など見え方の質は低下する
  4. 乱視用のレンズがある
  5. 夜間のハロー・グレアには注意

ファインビジョン(FINEVISION BVI社)

  1. 選定療養の扱いのため、別途眼内レンズ代金が必要となる
  2. 「遠方と近方」、「遠方と中間」の2種類の2焦点眼内レンズを組み合わせるとによって「遠方・中間(70cm)・近方(30cm)」の3つの距離にピントを合わせることが可能
  3. 単焦点レンズよりもコントラスト感度など見え方の質は低下する
  4. 夜間のハロー・グレアには注意

テクニス シンフォニー(TECNIS SYMFONY AMO社)

  1. 選定療養の扱いのため、別途眼内レンズ代金が必要となる
  2. 遠方から中間距離にピントが合う
  3. 近くをはっきり見るのには適さない
Vivinex Impressのご紹介
Vivinex Impressプラットフォーム
HOYA Vivinex Impress製品概要
multiSert インジェクター